【未来くりっぷ#5】組織のジョーカー!?手順に忠実な仕事環境から手順を考える環境へ。真逆の環境で双方を活かせる文化形成を目指すーー浦壁沙綾(ファシリテーション部門DX戦略担当)

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NTT東日本のデジタル事業に関わる人へのインタビュー5回目は、デジタルデザイン部のスタートメンバーの一員でもある、現在入社5年目の浦壁沙綾さんに話を聞きました。
新卒入社直後に担当した設備運用・保守業務とは180度異なる考え方や仕事の進め方に戸惑いを覚えながらも、着実に文化形成をしながらそれを広めていくために日々奮闘している浦壁さんの仕事感についても話をしていただきました。

トランプのジョーカーと評されるのは実は光栄

ーーひと言で浦壁さんご自身を表すとどんな人ですか?

浦壁:トランプのジョーカーですかね。意味合いとしては、切り札としての役割、なにかの代わりになるという側面が強いです。実際、自分の上長にも聞いてみたんですが、「(浦壁さんは)多種多様な業務においてもその環境に合わせた活躍できるし、誰かの代わりにもなれる」とコメントしていただきました。

とはいえ、ジョーカーはいい面ばかりではなく、ゲームのルールによって持っていたくないカードにもなりうるので、いいところばかりではないんですけどね(笑)。ですが、上長からいただいたコメントは自分としてはすごくうれしい内容でした。

私自身、「あなたはこういう仕事向きの人ですよね」的なタグ付けはされたくないタイプでして、いろんな方といろんな仕事をしていきたい志向が入社前から強かったんです。総合職採用のNTT東日本において誰かの代わりになれるというのは、多種多様な業務において戦力になるという意味でもあるので、光栄です。

いろんな業務を通して得た知見やスキルを生かして、お客様や世の中の助けになるような仕事をやっていきたい思いがあるので、ちょっとずつでも近づいているんじゃないかと。


NTT東日本では異例の新規部署でしかもスタートメンバーに

ーー入社から現在いらっしゃるデジタルデザイン部までの経歴を教えていただけますか。

浦壁:新卒でNTT東日本に入社して、最初の配属は子会社のNTT-ME(エヌ・ティ・ティエムイー)でした。同社に出向して、NTT東日本の設備運用・保守の仕事を担当していました。例えば、設備に故障が発生したら現場に出向いて状況を確認して修理を行うといったような仕事です。当時は作業着を着て毎日のように現場に行ってましたね。

そこから、今いるデジタルデザイン部へスタートメンバーの1人として配属になりました。「前から希望してたんですか?」と聞かれることがありますが、元からあった部署ではないので希望していたわけではないんです。

ーー立ち上げのタイミングで配属されてますが、浦壁さんが選ばれたのはどうしてだと分析されてますか?

浦壁:NTT東日本として既存組織を改編する・合併させるなどはあるんですが、ゼロから新しい部署を立ち上げること自体がかなりレアケースなんです。こういった状況下で入社3年目の私がスタートメンバーの一員として選ばれたのはなぜなのか? をすごく考えました。

「新しいことを積極的に推進してイノベーションを起こす」のがデジタルデザイン部の使命でもありました。私は最初の配属が別会社でしたし、ある意味NTT東日本流の仕事のやり方や文化を知らない状態だったんです。

この点が私が選ばれた理由なんじゃないかと思ってます。デジタルデザイン部としての文化形成や若手としてのフレッシュな推進力を買ってくれたのではないかと思ってます。


「石橋を叩いて渡る文化」から「石橋とは?」な部署へ

ーー新規部署での業務はやりがいがあるとはいえ、苦労はあったんじゃないですか?

浦壁:簡単にいかないこともたくさんありますね(笑)。入社後すぐに担当した設備運用・保守業務は、ある意味言われたこと以外をやってはいけない側面があります。手順書に従って作業を行って確認をすることが求められます。

一方、デジタルデザイン部ではこういった手順書や決まりがありません。ですので、「どうすればいいんだろう?」という状態になりました。むしろ、指示をくださいと思うぐらいでした。これまでいた「石橋を叩いて渡る文化」から「石橋とは?」という180度異なる環境で……。

正直に言うと、このギャップには戸惑いました。ミッションは与えられるんですが、やり方は任せますのスタイルに苦労したというか。なにをどうすればいいのかがわからず、立ち止まってしまうことが多かったなと思います。

その当時、上長から「(浦壁さんは)暗闇案件が苦手だよね」と言われました。暗闇案件は「どこに進んでいいのかわからない中、自分なりに手探りでやっていく必要のある案件」のことです。

そのとき自分では気がついてなかったんですが、第三者から言われることで「先が見えないことに対する苦手意識があるんだな」と気付かされました。この日から苦手を克服したいという意識が出てきて、わからないことは素直にアウトプットして相談することなどを心がけていくうちに、少しずつですが担当案件が進んでいく手応えを感じるようになりました。

自分が選んだ道が間違ってないか? は気にはなるんですが、間違っていてもいいんだということにも気づきました。これは開き直っているのではなく、前例がない中で進めた案件は失敗事例もノウハウになります。これはデジタルデザイン部ならではの経験だと思いますね。

ーーデジタルデザイン部への配属当初と今とでは見える景色は変わってきてるのでは?

浦壁:変わってますね。配属当初こそ後輩がいなかったんですが、昨年に新入社員が12名も入ってきたんです。当時のデジタルデザイン部は30名程度の構成だったんですが、そこに12名、今年はさらに5名の新入社員が入りました。

こうなってくると、彼らのお手本の存在であることが求められますし、案件の担当もリーダークラスになることも多いんです。失敗してはいけないというわけではないですが、自分の踏み出した一歩をちゃんと後輩たちに説明できるのか? ということは強く意識するようになりました。


2つのミッション:プレゼンス向上とシーズベース案件を生み出す

ーーデジタルデザイン部において、現在浦壁さんはどういったミッションをお持ちですか?

浦壁:大きく2つのミッションがあります。

1つは、デジタルデザイン部のプレゼンス(存在感)を高めることです。デジタルデザイン部は社外のお客様のDXを推進する部署ですので、(社内及び社外から見たときの)価値を知ってもらうことが立ち上げ当初からのミッションになっています。この関連もあって、メディア『D3-ディーキューブ-』を開設しました。上司の下條さんと私が様々なメディアに掲載されているのも、こういった流れの一環です。

また、デジタルデザイン部の仲間を集めるという点も重要です。発足当初30名足らずの部署でしたが、現在は50名を超える組織になってます。これまでNTT東日本はあまり中途採用を行ってるイメージはなかったんですが、デジタルデザイン部では現在3名入社されて活躍されています。第3の事業の柱になる旗振り役になるため、現在も拡大中ですね。

もう1つは、ニーズベースの案件だけではなく、シーズベースの案件を生んでいくことです。お客様からの課題や相談を受けて発生するニーズベースに対して、技術を活用してニーズを掘り起こすのがシーズベースです。デジタルデザイン部は技術部隊なので、「こういった技術を活用すれば、こんなサービスが作り出せるよね」という発想と言えばわかりやすいでしょうか。

このシーズベースの案件で今取り組んでいるのが、「マイバトラー」です。マイバトラーは「自分専用の執事」という意味を込めて作ったサービスで、「会議調整」や「勤怠管理」など細々とした手間がかかるタスクを支援してくれます。今は社内に公開してるんですが、今後は社外での展開も視野に入れています。

ーーこれからデジタルデザイン部をこうしていきたい! というのはありますか?

浦壁:若手が活躍できる部署にしていきたいという想いがあります。NTT東日本歴の長い方だと、「今までこうしてきたら、(今回も)こうだよね」的な発想になりがちなんですが、そうではない若手の発想力に本来あるべき姿や文化についてアイデアを出してほしいですし、具現化をしていきたいと思ってます。

こういったことができるような地固めをするのが、スタートメンバーの一員の役目なんだろうなと考えてます。さらに言えば、デジタルデザイン部だけの文化の良さにするのではなく、NTT東日本全体に広がって新しい風を取り入れながら雰囲気が良くなっていけばいいなと思ってます。

■浦壁 沙綾 氏(ファシリテーション部門DX戦略担当)

2017年新卒入社。埼玉支社での保守業務を経て、2019年7月より現職。
デジタルデザイン部全体の事業戦略、広報活動を行いながら、マイバトラーを始めとしたソフトウェア開発を行うバーチャル組織であるDXラボの企画・戦略担当として、開発内製化を推進中。

撮影・大塚まり
文・辻 英之

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