【未来くりっぷ#6】業務に対する「想い」が重要。意見が出てくる現在のコンディションは良好ーー細田悦央(プラットフォーム開発部門 アーキテクチャ担当)

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NTT東日本のデジタル事業に関わる人へのインタビュー6回目は、デジタルデザイン部の立ち上げメンバーでもある細田悦央さんです。
新卒でNTT東日本に入社して21年間のキャリアを持つ細田さんですが、これまでのキャリアの大半は運用業務。こういった状況で配属されたデジタルデザイン部で、細田さんの奮闘ぶりと「想い」を持って業務に望む仕事感についてお話を聞きました。

さまざまな業務や環境で生き延びてきた雑草

ーーひと言で細田さんご自身を表すとどんな人ですか?

細田:私自身としては「雑草」だと思ってます。これに2つの理由があります。1つは、「目立たない」ことです。これまで目立つことを避けてきたというか、あまり目立ちたくない性格なんですよね。ですので、こういった取材も人生初のことなんです。

もう1つは、「状況に応じてたくましく生きている」点です。20年以上NTT東日本で業務にあたって、10以上の部署を経験しました。関わったプロジェクトや施策もさまざまでしたが、ここまでなんとかこなしてきました。

雑草は誰から注目されることもなく、肥料や水を与えられなくとも、どこでも生き延びて命をつなぐという使命を全うしていますよね。こういった点からも「雑草」じゃないかなと思ってます。

ーー「雑草」という発想は業務を通して得たものなんですか?

細田:特に意識してたわけではないんですが、気がついたらという感じです。新卒入社後4年間はネットワーク構築をするSEだったんですが、その後フレッツネットワークを24時間・365日監視する部署に異動して7年間ぐらい業務にあたりました。そして、「ひかり電話」のトラブルシューティング業務を3年間担当しました。

それから、グループ会社のNTTコミュニケーションズやNTTアメリカで、グローバルIPネットワークを監視・故障対応する仕事に2年間就きました。この後に日本へ帰国しました。そして、NTT東日本が提供しているサービスを外部の攻撃などから守るセキュリティの仕事を3年間担当し、現在のデジタルデザイン部に異動しました。

このように、さまざまな業務や環境でも生き延びて来た、成果を上げてきたことが「雑草」の発想につながっていますね。

ーーそれぞれの環境で生き抜いて来られましたが、アメリカでの環境ではどうでしたか?

細田:正直に話すと、焦りは少し感じていました。というのも、私がアメリカに行くにあたってそれなりのコストが掛かっているわけで、それに見合う成果を出す必要があると思うと……。言葉も文化も生活習慣もわからないということもあって、とにかく必死でしたね。アパート契約や車の購入、銀行口座開設など全部自分でやりましたし。(笑)

使命感もそうですが、周りから期待されていることを感じていたので、それに応えたい一心でモチベーションを維持してました。アメリカにいたときに限った話ではないんですが、私のモチベーションの根本は「周りの人たちが喜んでくれる」ことにあるんです。この根本の考えは幼少の頃から変わってないですね。


デジタルデザイン部で地域に合ったソリューションを提供

ーー現在、デジタルデザイン部でどういった業務をされてますか?

細田:2019年7月にデジタルデザイン部へ異動となったんですが、実はなぜ私が選ばれたのか未だにわかりません(笑)。「REIWAプロジェクト」の一員として配属になったんですが、NTT東日本のネットワークやコンピュート、通信ビルといったリソースを使って、地域に合ったソリューション(課題解決)を提案・遂行する業務ですね。

さきほど経歴の話をしましたが、デジタルデザイン部に配属になる前まではずっと運用の仕事でした。例えば、アメリカではグローバルネットワークの監視をして、警報を察知したら遠隔でログインして切り分け、回復処置するような業務をしてました。ある種のお医者さんみたいな感じで、検診、発見、判断、処置、経過観察というようなものですね。

現在はサービスの企画や技術開発がメインなので、これまでとはまったく異なります。私は2つのプロジェクトに参画していて、1つは映像AI解析、もう1つは地域クラウドです。映像AI解析は鴨田さんのお話に出てきたので、私は地域クラウドのことについて説明しようと思います。

各地方自治体や教育機関などが持っているデータのうち、セキュリティやガバナンスの観点でクラウド上にあげることができないものがあります。こういったデータ群をNTT東日本の通信ビルにあるコンピュートリソースの上でクラウド機能を提供し、DX推進することで課題解決を図るというものが地域クラウドです。

この地域クラウドは来年度のサービス化を目指しており、現在は商用開発フェーズに入っており、きちんと動作するかの検証や構築、運用準備も並行して行っている段階ですね。更なるユースケース開拓にも取り組んでいます。


これまでの診断業務を活かせる総合診断

ーーさきほど例に挙げていただいた「診断」の仕事とはまた違うと思うんですが、いかがですか?

細田:確かにそうなんですが、見方を変えるとこれも同じなのかもしれないです。というのは、世の中の抱える課題という病巣を診断し、取り除く仕事でもありますからね。そのためには幅広い技術スキルのみではなく、ビジネス面での目線も必要となることから、「総合診断」がデジタルデザイン部での仕事と言えます。

とはいうものの、配属されてすぐは戸惑いがありました。当時は部が発足したばかりで、上司と私の2人だったんですが、「なにやろうか、細田君」「わかんないっす」みたいな会話があったぐらいです(笑)。話をしていく中で、AI、IoT、クラウド、XR、ブロックチェーン技術など、いくつかキーワードが出てきて、この中でクラウドが選ばれた感じですね。

もちろん、大変なこともあったんですが、もともと技術が好きだったこともあって苦労してここまで来たという感じではなく、楽しくやってこれたという感想です。20年以上の社歴の中で経験したいろんなことが役立っていることも大きいと思います。


意見が出る体制のコンディションは良好

ーー現在のチーム体制とその中で、細田さんが大事にされていることはありますか?

細田:社員は私を入れて3名のみで、ほかのスタッフは協力会社のSEの方がメインです。自分たちがリードしていく必要がありますし、私はSEの方のモチベーション維持や意識付けするというミッションもあります。

どんな業務でもそうですが、やらされ感や請負感が強いと就業時間が終わったら即終了みたいなことにもなりかねません。ですので、業務に対する「想い」が重要になってくるんです。こういった意識付けは、私たちのような体制では重要になってきます。

自分がやったことが、組織や会社、そして世の中が良くなっていくという想いがないとサービスや施策は成功しないと思ってます。これは私のポリシーでもありますし、尊敬する上司の方もそうおっしゃってます。

同じ想いをもって同じ方向を向いてくれる仲間がいてこそなので、ここは重要視しています。そういう意味ではチームのコンディションは良いと言えますね。というのは、メンバーからも意見が出てくるからです。意見というのは伝えたい想いなので、積極的に意見交換ができるのは有意義なんです。

ーー最後に今後の展望を教えていただけますか?

細田:2つあります。1つは映像AI解析や地域クラウドを使って、日本をより良くしていくことです。住みやすい明るい日本にしていきたいなという想いがあります。

もう1つは、エンジニアが居心地の良い組織にしたいということです。デジタルデザイン部の方針として、「(NTT東日本グループにおける)DX技術の総本山になる」「DX技術を使った収益化」という2つがあります。

前者についてはまだ途上だなという印象があるので、技術に集中できる環境を整えていきつつ、こういったPR活動を通してスキルの高いエンジニアを集めるというのも重要だと考えています。

■細田悦央(プラットフォーム開発部門 アーキテクチャ担当)

2000年に入社、地方の法人営業部門でシステムエンジニアとして従事。
一転、フレッツネットワークセンタでフレッツやNGNの24時間365日の監視故障修理などの運用業務を経験。その後、NTTコミュニケーションズ、NTTアメリカにてグローバルインターネットの保守運用業務を経験。帰国後はNWセキュリティ推進室にてNTT東日本の各サービスのセキュリティ保守運用業務に従事。2019年より現職。現在は映像AI解析プラットフォーム、地域クラウドに関する方式検討、ユースケース開拓を通じて地方への恩返しを画策中。

撮影・大塚まり
文・辻 英之

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